君が始め、終わらせる夏。

私が初めてTravis Japanに出会ったのは去年の10月23日。あれから10ヶ月近くたった。まだ10ヶ月で、もう10ヶ月。こんなにも好きになったのに私がトラジャと作れた思い出はあまりに少なく、それはむしろ「私とトラジャ」じゃなくて「私」だけの思い出であるようにすら思える。そんな10ヶ月だった。現場はなくなり、トラジャに会えない日ばかりが重なる毎日で、今日、私の夏が終わった。最高の夏だった。

トラジャの歴史を紙の上でしか見たことがない女、初めて過ごした夏の記憶を残さないといけないと思ったので、残すことにします。何もまとまらないままに書くけど、これをいつかの私が読んで、「初めての夏はそうだったね」って笑ってほしいと思う。きっと二回目の夏も、三回目の夏も、私は宮近海斗さんが好きだと思うから。

 

 

宮近海斗さんの何を好きになったのか、何が今好きなのか、一つも言葉にできないくせに「これが、私が彼を好きになった理由だ」と強く強く感じたソロコンでした。正直ジャニーズ事務所そのものに疎い私なので、あのセトリがどれほどに深い意味を持っているのか、文字で読んでいてもそれらを正しく理解することはできない。だから私が知っていることは「今の宮近さん」でしかない。でも今の宮近さんじゃないと好きになれなかったかもしれないと思う。

トラジャのソロコンを全員分みて、思ったことはすべてのソロコンにその人しかできないことがあった、ということ。例えば如恵留くんの手話メドレーとか、松倉くんのストーリーテラーとか。中村さんの「君をひとりじめ」とかもそう。今日、私は最初のオープニング、あの照明の演出を見た瞬間「これは宮近さんにしかできない」って思った。鳥肌が立った。出てきてもないのに。

私が宮近さんに求めてるものって、「絶対」なんだと思う。絶対的センター、絶対的エース。私はもう宮近さんのことを男の子の形をした神様にしか見えなくて、そんな私のエゴだとかわがままを思いっきり形にしてくれた演出だった。ほんとは神様なんかじゃなくてまだ22歳の一人の男の子なのに、彼は神様であること、キングであることを求められてるのをしっかり理解していて、それを正しく私達に与えてくれたと感じた。

「我らこそルール」

「二番じゃ意味ない」

宮近さんが歌うから、こんなにも重く、深く響く。Travis Japanのセンターに立つ人がいうから、こんなにも。私は一体どれだけのものを彼の背中に期待して、どれだけ彼を特別にしてしまっているんだろうと恐ろしく感じるときがあって、でもそれをそのとおりに宮近さんが存在してしまうから、また私は宮近さんを神様にしてしまう。

 

でも宮近海斗は神様じゃない。

緊張すれば声が上ずる。

力が入れば歌詞がわからなくなる。

苦しそうなハイトーン、つらそうに喉を手で抑える仕草。少し悔しそうな笑顔だとか、「お金払ってみてくれてるのにごめんね」とか。あまりに圧倒的なステージだったのに、めちゃくちゃ荒削りのアイドルだった。等身大で、むき出しだった。神様はそんな、質量のある体当たりをしてこないと思う。当たり前に人間だった。必死で精一杯で、今できるすべてで叫んでた。私は、そんな宮近さんを感じて、めちゃくちゃ泣いた。

なんか上手くいえないけれど、どんなに完璧に当たった音程より、今のがむしゃらの宮近さんの声を聞けてよかったと思ったのだ。私には一時間半踊りっぱなしの喋りっぱなしで最後の最後にあれだけのハイトーンを出さなきゃいけないコンサートのやばさは分からない。当たり前だがやったことがないからだ。私にできないことを必死にやろうとする、私より年下の男の子は、間違いなく生きたアイドルだった。悔しさと達成感のないまぜになったあの目を、できるだけ忘れたくないと思った。あの目にこそ、この夏の価値はあったと、そう勝手に思った。勝手に。

 

 

宮近海斗さんを完全に理解することなんてできない。できてたまるかと思う。目隠し・手錠・鎖のフルコンボで場を支配した次の瞬間「無茶振り戦隊コナスンジャーだ!」とか言い出す人のことなんか一生理解できなくて良い。私は今までもこれからも、私が勝手に作り上げた物語の中に宮近さんを投影して、そこで勝手に悦に浸ったり感極まったり、身勝手に宮近海斗という人間を消費していくんだろう。こんなにも宮近さんのことが好きで、全部をあげてしまいたくて、なのに何一つ返せないことがもどかしくて、これからもそれに落ち込むと思う。

でも宮近さんも「これでしか返せない」といった。そんなことないって私は思ったけれど、もしかしたら宮近さんも私に「そんなことない」って言ってくれるのかもしれないと思って、少し嬉しかった。これまた勝手な妄想だけど。

あなたという神様、あなたというアイドルを構成する、何かになれればいいなとおこがましくも思う。ミクロとかマクロとか、そんな単位でいいから、宮近海斗のなにかになりたい。私はあなたのファンでいたい。

「好き、大好きならば」

宮近さんが言ってくれるから、今日も明日も私はあなたのファンでいます。色々よくわかんないこと言ったけど、結局は「宮近さんが好きだ」って、もうそれだけだ、ほんと。それをまた上塗りした一日だった。世界も宇宙も銀河もこえて、次は何で一番宮近さんが好きって言えば良いんだろう。とにかく今日もめちゃくちゃ好き。あなたが生きて、呼吸をして、心臓を動かしてくれるから、私はこの世界も大好き。最高の夏をありがとう、2020年めちゃくちゃ楽しいです。宮近海斗の、Travis Japanの何もかもが大好きだ!そう感じさせてくれてありがとう。以上です!

 

「顔のいい男」で実りある人生を過ごそう

ストレスがすごい。

まず鼻の横に突然特大のニキビができた。痛い。嫌だなあと思って鏡を見ていたら親に「あら、あんた肌にシミ出てきてない?!」と叫ばれた。んなわけあるかいこちとら華の二十代やぞと息巻いたところで四捨五入をすれば三十歳、今日久々に会った友人は赤ちゃんを連れていた。焦りを感じてペ○ーズというマッチングアプリを入れてみれば「ちなみに男性経験ってどんな感じですか?😅」というメッセージがきて秒で退会した。なにをちなんでんだお前は、テメーの息子をちぎってやろうか?怒りのままにパソコンを起動したらキーボードにお菓子がこびりついているのを発見した。ストレスがすごい。

 

汚れたものばかりが渦巻く腐った現実を生きる日々のなか、時々「綺麗なものが見たい……」と空を見上げる瞬間はないだろうか。綺麗なもの、素晴らしく美しいもの、そういったものは理屈などを我々に与える暇なく、感動と衝撃をもたらしてくれる。それらは日々の癒やしであり救いだ。現代人にはそれが必要不可欠だ。

ならそれらはどこに行けば見られるのだろうか。星空は高いビルに遮られて近しい、このコロナ禍では満足に外に出かけることもできない。家に引きこもってお菓子のこびりついたキーボードを見つめる毎日で、果たして「綺麗なもの」なんてどうやって見られるのだろうか――………。

 

しかし、私は見つけたのである。

諸君、スマートフォンだ。スマートフォンで美術館を巡れる時代がやってきた。

ツイッターで愚痴垢をヲチったり同担をブロックしたりしている場合などではない。諸君、「本物の美」とはスマートフォンの中にあったのだ。

刮目してみるべし。これが現代芸術の最高傑作と謳われた、人類の奇跡、神の寵愛の結晶。現代人が今最も必要としているものがここにある。そう。

 

 

 
 
 
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@bbrightvcのインスタグラムだ。

 

そういったわけで今回のブログは、人生に疲れたジャニオタが最近ドハマリしている海外のイケメン俳優の顔をひたすらレビューするブログです。やっぱイケメンしか勝たん。

 

少しだけ彼のこと紹介したいと思う。彼の名前はBright Vachirawit(ブライト・ワチラウィット)。タイの俳優である。年齢は22歳、そう、我が最愛の自担・宮近海斗をはじめとしたトリプルカイトと同い年だ。1997年生まれの男はもしかして全員顔がいいのか?

「あれ?なんか見覚えある気がする…」となったジャニオタもいるかも知れない。実は7/10号のザ・テレビジョンで彼が主演のドラマが特集を組まれていた。ちなみにテレビジョンでの彼の紹介文句は「なぜ美術館で所蔵されない?美しすぎるマルチ俳優」だった。仮にもテレビ誌がそんなオタク語彙で大丈夫か?と少しだけ(だいぶ)笑ってしまったのは秘密だ。

あと、彼は美術館に所蔵されていないのではない。美術館から逃げ出してきたのである。

 

 
 
 
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いやもう絵やろがい!!!! 

ミルクボーイも叫びすぎて声帯ちぎれるわ。絵やよ。ここまで造形が整ってたらもう絵で間違いないんよ。でもなあ、おかんが言うことには、その人ギターで弾き語りとかするらしいんよ。ほな絵と違うかあ。

 

 
 
 
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絵やないかい!!!!!!!!!!!

どっからどう見ても絵やないかい!!!こんなんが人間の股からおぎゃあと生まれてくるわけないでしょ、これは絵です。いやてか日の影からなにまですべてが彼を引き立てているんだがもしかして、地球、bright推し……?

 

なんと恐ろしいことに、彼のインスタグラムを見に行くとこのような「美」がズラっと並んでいるのである。圧巻という他ない。そもそも名前からしてbright(明るい)である。お前の顔面の輝きにこちとら両目潰れたがな。

このブログをここまで読んでくれている物好きがいるのか心底謎だが、もし読んでくれている人がいるのなら私が伝えたいことは唯一つだ。とにかく顔をみてくれ。まじでそれしかない。彼がサッカーをやっているとかムエタイもできるとか芸能人としては割と遅咲きで長い下積みを経た苦労人だとか、そういったことはどうでもいいのだ。とにかく顔を見てくれ。なぜなら顔がいいからだ。彼のインスタグラムを見ているだけで肩こり腰痛の改善、肌ツヤもよくなり、目から摂取するタイプのヒアルロン酸とはまさにこのことと言わんばかりのQOLの向上が見込まれる。しかもこんだけ良いことがあってすべて無料。無料なのだ。あとから高額請求のメールがきたこともない。まじですごくないか?美術館なら入館料を取られるのに、brightくんの顔は無料で見れる。そう、インスタグラムならね。

 

 
 
 
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いやもう正直払えと言われれば払うよ………いくらだよこの顔………価値とかつけれんのかこれ?私の命よりも価値があることだけは確かだが…………………

ここまでこれだけ言っといてなんだが、実はわたしは彼のことをあまり詳しく知らない。なんと言ってもタイ人だ。正直に言う。喋る言語が宇宙語だ。もちろん宮近海斗のように日本語のはずだが何を言ってるかわからないタイプの人もいるにはいるが、それにしたってタイ語は分からん。ツイッターをフォローした瞬間、一瞬でタイムラインが「スパム?」みたいな状態になった。

 

でもそんなことはどうだっていいのだ。なぜなら彼は世界で一番顔がよく、そして顔がいいということは世界共通言語だからである。何を話して何を食べて何を考えているのかはさっぱり分からんが、顔が死ぬほど良いということだけわかればそれで十分なのだ。

 

 
 
 
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ていうかたとえ私がタイ人でもbrightくんの顔面のよさを咀嚼しきるのは無理だと思う。なんだこれ。足が5kmあるのに顔が2ミリしかない。ここだけ地球の磁場が狂ってるとしか思えん。ちなみに彼はタイの血が1/3・アメリカの血が1/3・中国の血が1/3で構成されているらしい。赤と青と黄を混ぜると黒になるが、タイとアメリカと中国を混ぜると世界一のイケメンができる。これは非常に興味深い事柄ですね。

 

まじでイケメンは最高だ。イケメンを見ているとクソみたいなメッセージを送ってきた見知らぬ男のことなど心底どうでもよくなる。brightくんにならどんなクソみたいなメッセージを送られてもメロれる自信があるが、おそらくbrightくんはクソみたいなメッセージを女性に送ったりはしないのだろう。人としての完成度が高すぎる。さすがルーブル美術館出身は違う。

そういったわけで、もし仕事に疲れたり理不尽な目にあったりなんとなく気分が落ち込んだり、ふと「癒やしがほしい…」と思う瞬間があったらなら、ぜひ@bbrightvcでインスタグラムを検索してほしい。そこには現代の楽園が広がっている。

 

 

 

 

 

 

ところでこの絶世のイケメンと宮近くんって同い年なんだよな…………

 

 

 

 

 

 

 

 

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総評:やっぱ宮近海斗ってかわいい〜♡

自軍しか好きになれない話

最初に言っておくけど、わたしには嫌いなグループとか嫌いなアイドルとかは断じていない。タイトルの「好きになれない」は「興味をもてない」と同義だと思って欲しい。後、人によっては不快な気持ちにさせてしまう可能性があることを予め謝っておきます。この後を読み進めるかはどうか貴方自身でご判断ください。






Travis Japanに突然ハマって、なんだかんだという間に半年以上が過ぎた。クソコロナのせいで半年以上経つのに一度しか現場に行ったことないのが心底腹立つ。クソコロナおまえな、覚えとけなマジな

前回のブログでも言った通り、2◯年間、本当にジャニーズと縁遠い人生を送ってきた。この歳になってジャニーズJr.にハマるとは思ってもみなかったし、友人らには驚かれたし、母親には悲しい顔をされた(あんたそんな、年下の男の子を…………)


突然だが、いかに私がジャニーズに興味がなかったかを少し語らせて欲しい。本当にマジで一切興味なかったのだ。

まず、トラジャにハマる前、顔と名前が全員一致しているグループはSMAPと嵐だけだった。V6は岡田くんと国分くんしか分からないし、TOKIOは松岡くんと長瀬さんの区別がついていない。関ジャニ∞も誰が誰だかわかってなかったし、NEWSに至っては5人で始まったグループだと思っていた。「え?山Pは?」となるかもしれないが、山Pはそもそもジャニーズじゃないと思っていた。ちなみに風間俊介生田斗真の両名がジャニーズであることも知らなかった。

キスマイ・セクゾ・キンプリ、この辺りの若いグループなんてひとり名前が言えれば良い方だった。平野紫耀さんのことをずっと「しようくん」と呼んでいた。社会現象を巻き起こしたと言われているシンデレラガール(名曲ですよねほんとに)をキンプリが歌っているところも見た記憶がない。比喩じゃないのだ。「本当に興味がなかった」のである。


と同時に、一般人(ジャニオタじゃない、という意味で今は使っています)からみたジャニーズってこんなもんだ、とも思っている。

あのねえ、まじで「こっち側」の人間からしたらこんなもんなのよ。若干話は変わるけど、時々やたらと他担をサゲて自担をあげようとするオタクを見ますが、あのねー、うちら一般人からしたら全部同じようにしか見えてないからね。マジで。みっともないからやめたほうがいいよ。

まあ私も相当なにも知らなさ過ぎたなという自覚がある。ヒルナンデスファンの母親の方がまだ詳しかった。主婦ってやたら芸能界のことに強いよね。



こんなレベルの女がジャニーズJr.にハマったのだ。カルチャーショックにめまいを起こしてぶっ倒れたのも致し方のないことと言える。半年以上いながら未だに「な、なに?」と思うことも多い。Jr.マンションをはじめてみたときはあまりの恐怖にちょっと泣いた。あれ何?

それでもトラジャを好きになって、悪い方向にかかっていたジャニーズに対するバイアスが消えたのは間違いない。ジャニーズには普通に歌が上手い人もダンスが上手い人もいた。アイドルはキラキラしていて、その価値は何物にも変えがたい。誰もがみんな、誰かにとってのたったひとりのアイドルだということを知った。教えてくれたのは宮近くんで、指差す方を振り返れば無数の素敵なアイドルがいた。

そんなこんなで、今ではセクゾの顔は全員一致しているし、平野紫耀さんのお名前が「しょうくん」であることも知っている。


ところでトラジャはジャニーズJr.だ。ならJr.界隈の知識はどうか。結論から言ってしまうと、現時点で東西あわせてハイハイと侍以外に顔と名前がわかるグループがいない。ハイハイは仲の良いフォロワーが好きなので何となく覚えた。侍はトラがコラボしていたので覚えた。以上。半年Jr.担しててもこんなもんである。アラサーの頭の固さをなめないでほしい。

Jr.という枠の中で、互いにデビューという椅子を争うライバルだ。時に仲間で、時に敵だ。ちょっと愚痴垢を覗けばオタクがラップバトルもびっくりのディスり合いをしている。やれ〇〇は売れる、〇〇はパッとしない、〇〇はゴリ推しだ、〇〇は実力だ…………まぁそのラップバトル自体は「人生楽しそうで良いですね」としか思わないのだけど「デビューできるか否か」についてだけは私もどうしても気にしてしまうところがあった。


「ファン名乗るからには時間と金を使え」がモットー、負けず嫌い・依存症・根暗とオタク最悪コンボをキメている私なので、CDデビューどうこうより、とにかく好きな男に勝って欲しいのだ。細かいことを言うようだが、「他に負けてほしい」んじゃない。「トラジャに勝ってほしい」のである。結果は一緒でも意味は全く違うのだということをどうかお察しいただきたい。あと勝ち負けというのはあくまで概念的な話で、実際に順位付けがしたいとかそういうことでもないというのを合わせて記しておく。

とにかく私は筋金入りの負けず嫌いなのである。でも同時に、このままだといつか精神的に必ず辛くなる瞬間が来るとも思った。私は決してマゾじゃない。痛みはなるべく少ない方がいい。だから、他のグループも好きになりたかった。担当とは呼べずとも「推し」と言えるくらいに特別な子が他にできれば、そう思った。はっきり言ってしまえば、「トラジャ以外にもデビューしてくれたら嬉しいグループを作ろう」としたのである。


結論から言う。無理だった。当たり前だ。そもそも他に興味がないのだから。

Jr.は怖いのでデビュー組をどこか推そう!とも思った。もちろん無理だった。そもそも前述の通りジャニーズに対する感度が死ぬほど低いのだから。




Travis Japanだけが特別だった。そんなの初めから分かっていた。興味がないなんて嘘だ、わたしは最初、ジャニーズが嫌いだったんだから。そんな私の偏見にまみれた心の壁を、突然ぶっ壊してきたのがTravis Japanだった。それは彼らが優れているとか、そういう話じゃないと思う。ただただ、私にとって彼らが例外で、特別なんだという話で。

人は今の私を「ジャニオタ」と呼ぶだろう。わたしはそれが、少しだけ苦しい。だってジャニーズが好きなわけじゃない。もちろんさすがに情は沸いたし、もう嫌いでもないし、他のグループをみてめっちゃ良いじゃん、とか思ったりすることも増えた。でも私はジャニーズのオタクなんじゃない。Travis Japanのオタクなのだ。




なんか何が言いたいのか自分でも分からないけど、「トラジャだけが良い」と強く思うこの気持ちを、何となく残しておきたいなと思った。

もちろん未来のことなんか誰にもわからないので、ある日突然私がクリエCにどハマりしたり「関西サイコ〜!」と言い出す可能性だってある。だからこそ、今、この瞬間、わたしにはあの7人しかいないという気持ちを大事にしたいなと思った。

正直怖くてたまらない。いつか傷つく日が来ることが。何度も何度も何かを好きになって何かに傷ついてきた。今回は大丈夫と思えるほどポジティブでもないし図太くもない。それでも、トラジャしか好きになれなかった。そのことが悲しくも感じる。もったいないな、とさみしくも思う。


優劣なんてどこにもない。全てのアイドルが、誰かにとっての唯一だ。私の唯一はTravis Japanで、宮近海斗くんだった。あなたのアイドルとしての人生を私が担いたいのだ。だからあなたを「担当」と呼んでいる。

人には人の生き方があって、愛し方がある。私はこうでしか愛せない。こうしてでも愛したい。Travis Japanを愛している。(ド新規だけど………)

これからも彼らを応援していきたいし、彼らの背中を追い続けたい。それだけが私の楽しみなのだ。侘しい人生だろうか?わたしはサイコーに楽しいけどね。でもコロナのせいで満足に追うこともできないのでやはりコロナええかげんにせい、にたどり着くのである。



デビューしようねTravis Japan

でもデビューしなくても大好きなのは変わらないです。

あなたたちが私の特別でいてくれる時間が少しでも長くありますようにと、それだけを願う毎日なのです。




※追記しておきますが別にたくさんの推しがいる人を否定する意図はないです。いやてか羨ましいよ。好きなもんなんかあればあるほど楽しいに決まってるじゃんね。

人には人の愛し方があるのです。楽しいオタクライフを。

20数年生きて初めてジャニーズにハマった話

たとえサーヴァントがおらずとも、令呪が手に宿らずとも、「その日、少年は運命に出会う」ことはあるんだと思う。いや私は女ですが。

 

中1のときに隣の席だった、将来親友になる女がD.Gray-manを手渡してきた瞬間から二次元オタクとして生きてきた。毎週月曜は必ずスーパーでジャンプを立ち読みしていたし、忍足侑士くんと結婚するのだと本気で信じ込んでいた。あの頃お小遣いをためて買った氷帝ジャージが今も自室の隅に眠っている。

「痛いオタク」のテンプレートのような女だったので、高1のときにはビジュアル系にも手を染めた。なんなら大学3年生まで引きずるし、鳴かず飛ばずのバンドのベーシストにドハマリして人生を棒に振りかけた。

 

今から私は罪を告白しますが、当時21歳だった私は当時の本命(ビジュアル系界隈では好きな人のことを本命と呼びます)に多分ガチ恋をしていて、関西に住んでいるにも関わらず出番35分の対バンイベントのために週2回レベルで東京に通っていた。お金も時間も限界だった。居酒屋でバイトをしながら片道1時間半かけて大阪の大学に通っていたのだが、あまりにお金がなかったので大阪の繁華街でキャバクラやガールズバーで働いた。その上部活までしていたので、

・20時まで部活

・22時から5時までバイト

・6時頃帰宅 夕方まで寝る

・夜行バスに乗り東京に行く

・ライブを見て夜行バスに乗る

・6時頃帰宅 夕方まで寝る

上記をひたすら繰り返す地獄の日々を送っていた。本当に馬鹿だった。当然授業には行けないし単位は落としたし、夜行バスに乗る度、外の景色も塞がれた真っ暗な車内で「私は何をしているんだろう」と泣いた。とあるツアーを全通した時、本命に「よく頑張ったね」と言われたことがすごく引っかかって、それでも本命に会いに行くのはやめられなかった。

私の「好き」はもうボロボロだった。念の為に言っておくと、本命はまじで悪くない。ただ、私が自分の身の丈を理解できていなかっただけ。まるで義務のようにライブにいき、行けなかったライブでの本命の話を聞けば悔しさのあまりにまた泣いた。気づけば、「好き」でいるために私は自分の人生を全て消費してしまっていた。結局私は留年して親を泣かせて、第一志望だった企業から出ていた内定も消えた。そしたらそのタイミングで本命のバンドは解散した。私の「好き」はあっけなく死んだ。

 

私は、自分で自分の感情をコントロールできない人間なんだとそのときはっきり認識した。「好き」という気持ちは、いつか私を殺してしまう。バンドが解散した後、私は二次元のオタクに出戻り(オタクであることはやめられなかった)、ソシャゲに課金をしたり相変わらずまあまあな散財をしながら、それでもバンギャルをしていたときよりはずっと穏やかに日々を過ごしていたと思う。「二度と三次元の男には絶対ハマらない」と固く固く心に誓っていた。手が届くものに、私は手を伸ばしてしまう。私はそれが崩壊を生むと分かっていても、バベルの塔を築かずにはいられないタイプの、馬鹿な女なのだ。

 

 

さて、二次元のオタクとして第二の人生を歩み始めてから数年、ツイッター上で仲の良いフォロワーたちにも恵まれた。その中でも二次元ジャンルで繋がっていたはずなのに「実は関ジャニ∞のファン」という人が何故か一定数いた。というか、これは薄々気付いていたのだけれど、世の中にはマジでジャニオタが多い。よくよく考えれば私が今まで所属していたコミュニティには必ず何人かジャニオタがいるのだ。

ぶっちゃけて言えば、私はジャニーズ事務所という文化があまり好きではなかった。ジャニオタでもなんでもない私にはジャニーズの文化がすごく閉鎖的に見えていたし、他のタレントたちを押しのけて(いるように私には見えた)舞台や歌番組に出ている姿に、正直なところ辟易していた。これは私がビジュアル系という超マイナーコンテンツを好んでいたことが影響しているのかもしれない。私の大好きだった本命は、どんなに最高の演奏をしても歌番組なんてとても出れないので。

そんなことを言っていながら、私は基本的にミーハーなので、フォロワーが「これがめっちゃいいんです~!」と騒いでいたら「へえ、どれどれ」とすぐに覗きに行った。ヨッ、大将やってる?の居酒屋の暖簾より私のフットワークは軽い。なので、フォロワーが「snowmanの生配信見てください!!!!」とリプライしてきたときも「へえ、どれどれ」と言いながらYouTubeを見に行った。

 

そもそも私の知っているジャニーズというのは「ネットに一切露出しない」コンテンツだったので、ジャニーズJr.の専用チャンネルが存在するというのが衝撃だった。いつからそんなに間口が広がっていたんだ。

とりあえず覗きに行った生配信では白い男の子たちと黒い男の子たちが椅子に座ってずっと喋っていた。阿部ちゃんの顔が可愛いなと思った記憶がある。フォロワーにあべさくの話を聞いた記憶もある。しかし、顔も名前も一致しないアイドルの座談会を見ていても、いまいちピンと来なかった。「やっぱアイドルは歌って踊ってこそッショ」と思い、私は生配信の視聴を切り上げてJr.チャンネルのパフォーマンス再生リストをクリックした。

 

そこで見つけたのだ。

 

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Travis Japanを。

 

 

それこそ名前も顔も知らなかった。Travis Japanというユニット名すら知らなかったのだ。ていうか、ジャニーズJr.の定義もよく分かっていなかった。ジャニーズなんて顔がいいだけで歌も踊りも大したことない、と私はその時まで本気で思っていた。

衝撃だった。こんなにキラキラの汗を弾けさせながら、世界で一番楽しそうにパフォーマンスをする子たちがいるなんて、知らなかったのだ。

その時私が見たのは2018-2019のカウコン映像で、とにかく七五三掛くん(後々名前を知って「なんて読むんだよ」と叫んだ)の顔が好みであることと、元太くん(後々名前を知って「なんて素朴な…」と呟いた)のジャケットプレイがいかにセクシーかということをツイッターで声高に語っていた。Lock Lockの元太くんは本当に色気ダダ漏れヤバいギャップ萌え~ですごいと思う。

 

まあ我ながらビビるくらいに、突然全く手つかずだったジャニーズコンテンツに転がり落ちた。とはいうものの、「まあ別に誰が特別好きとかではないし、お金も特に使うつもりもないし、この子たちがデビューするまでのんびり応援したいな」くらいの気持ちでいた。気持ちでいるつもりだった。歌とダンスが上手な彼らのパフォーマンス動画をYouTubeで見ているだけで満足だと思っていた。もう誰かを好きになって、そのために自分をボロボロにしたくなかった。私は私だけを大切にするんだ、と息巻いていた。

いたはずだったのに、気付けば宮近海斗から目が逸らせなくなっていた。

 

多分、一番最初に「宮近くんが好きだ」と思ったのは、Happy Groovyを見たときだったと思う。「足取り軽やかに」と伸びやかに歌う宮近くんに、「夢でも会おう」とシニカルに笑う宮近くんに、最後私達の方を力強く指差す宮近くんに、恐ろしいぐらいに惹かれてしまっていた。私は燃えている人が好きだ。魂を削って人生を燃やす人が好きだ。誰よりも強く、熱い人が好きだ。宮近くんは、燃える人だった。

ふにゃふにゃと笑うお顔が可愛い。所在なさげにうろうろする手の動きが可愛い。楽しいときに全身で楽しさを爆発させる姿が可愛い。なのにステージにたてば彼は王様だった。「リーダーよりも、強いセンターでいたい」という彼のプライドが、本当にかっこいいと思った。極めつけはROTで涙をこぼす宮近くんを見たときで、私はそのときもまだ「いや言うて推しとか担当とかファンとかじゃないですしおすし」と往生際悪く言っていたのだが、「こんなのあまり好きじゃないんですけど」と言いながら静かに泣いた宮近くんを見て、朝から布団の中で大号泣した。完全にファンである。長すぎる睫毛に引っかかって頬までこぼれない涙の雫に「どんなダイヤモンドにも勝るきらめき」と呟いた私は、完全に気持ち悪い方のファンだった。

 

私は、私の「好き」をコントロールできない。でも宮近くんは「息抜きのように好きでいて」と言ってくれた。その言葉に、驚くくらい救われてしまった自分がいた。

本当は駄目なのかもしれない。宮近くんが望む夢のためには、私はもっといろんなことを頑張らなきゃいけないのかもしれない。でも、私は本当に申し訳ないのだけれど、宮近海斗に「救われたい」と思ってしまった。「楽しいだけの気持ちでいて」という宮近くんに「わかったよ」と頷いてしまった。私はもう、幸せにしかなりたくない。そして、少しでも長く、出来れば死ぬまで、宮近くんのことを好きでいたいと思う。

宮近海斗くんを好きな、自分のことを大切にしたいと思っている。アイドルに願うことって、結局そういうことなんじゃないかなぁと私は勝手に納得している。宮近くんごめん。

 

まあ何だかんだ言って、仕組みもよくわからないままにジュニア大賞にお金をかけたり、毎週再生リストを作ってYouTube動画を回したりしているのだけれど、全くそれが苦じゃないのがすごいなと思う。宮近くんとTravis Japanを応援することが今人生で一番楽しい。「好き」でいることがこんなにも楽しい。

だから、もっと色んな人にTravis Japanを見つけてほしいなと願っています。だって、本当にジャニーズに興味がなかった二次元オタク兼バンギャルが、今こんなにもTravis Japanのことが好きだから。彼らの魅力は「本物」だと、ド新規ながらに強く思っています。

 

私はTravis Japanを見つけたよ。世界はいつまで寝てるつもりなの?

 

皆集まってHappy Groovyしたら世界一幸せになって体の免疫力が高まり、新型コロナウイルスに負けなくなるので、最後に大好きな動画を貼っておきます。

 

youtu.be

 

 

ジャニオタを名乗るのはまだ抵抗があるけれど、私の担当は世界で一番最高な宮近海斗くんです。

とりあえず同担として負けたくないので宅建資格をとることにしました。