自軍しか好きになれない話

最初に言っておくけど、わたしには嫌いなグループとか嫌いなアイドルとかは断じていない。タイトルの「好きになれない」は「興味をもてない」と同義だと思って欲しい。後、人によっては不快な気持ちにさせてしまう可能性があることを予め謝っておきます。この後を読み進めるかはどうか貴方自身でご判断ください。






Travis Japanに突然ハマって、なんだかんだという間に半年以上が過ぎた。クソコロナのせいで半年以上経つのに一度しか現場に行ったことないのが心底腹立つ。クソコロナおまえな、覚えとけなマジな

前回のブログでも言った通り、2◯年間、本当にジャニーズと縁遠い人生を送ってきた。この歳になってジャニーズJr.にハマるとは思ってもみなかったし、友人らには驚かれたし、母親には悲しい顔をされた(あんたそんな、年下の男の子を…………)


突然だが、いかに私がジャニーズに興味がなかったかを少し語らせて欲しい。本当にマジで一切興味なかったのだ。

まず、トラジャにハマる前、顔と名前が全員一致しているグループはSMAPと嵐だけだった。V6は岡田くんと国分くんしか分からないし、TOKIOは松岡くんと長瀬さんの区別がついていない。関ジャニ∞も誰が誰だかわかってなかったし、NEWSに至っては5人で始まったグループだと思っていた。「え?山Pは?」となるかもしれないが、山Pはそもそもジャニーズじゃないと思っていた。ちなみに風間俊介生田斗真の両名がジャニーズであることも知らなかった。

キスマイ・セクゾ・キンプリ、この辺りの若いグループなんてひとり名前が言えれば良い方だった。平野紫耀さんのことをずっと「しようくん」と呼んでいた。社会現象を巻き起こしたと言われているシンデレラガール(名曲ですよねほんとに)をキンプリが歌っているところも見た記憶がない。比喩じゃないのだ。「本当に興味がなかった」のである。


と同時に、一般人(ジャニオタじゃない、という意味で今は使っています)からみたジャニーズってこんなもんだ、とも思っている。

あのねえ、まじで「こっち側」の人間からしたらこんなもんなのよ。若干話は変わるけど、時々やたらと他担をサゲて自担をあげようとするオタクを見ますが、あのねー、うちら一般人からしたら全部同じようにしか見えてないからね。マジで。みっともないからやめたほうがいいよ。

まあ私も相当なにも知らなさ過ぎたなという自覚がある。ヒルナンデスファンの母親の方がまだ詳しかった。主婦ってやたら芸能界のことに強いよね。



こんなレベルの女がジャニーズJr.にハマったのだ。カルチャーショックにめまいを起こしてぶっ倒れたのも致し方のないことと言える。半年以上いながら未だに「な、なに?」と思うことも多い。Jr.マンションをはじめてみたときはあまりの恐怖にちょっと泣いた。あれ何?

それでもトラジャを好きになって、悪い方向にかかっていたジャニーズに対するバイアスが消えたのは間違いない。ジャニーズには普通に歌が上手い人もダンスが上手い人もいた。アイドルはキラキラしていて、その価値は何物にも変えがたい。誰もがみんな、誰かにとってのたったひとりのアイドルだということを知った。教えてくれたのは宮近くんで、指差す方を振り返れば無数の素敵なアイドルがいた。

そんなこんなで、今ではセクゾの顔は全員一致しているし、平野紫耀さんのお名前が「しょうくん」であることも知っている。


ところでトラジャはジャニーズJr.だ。ならJr.界隈の知識はどうか。結論から言ってしまうと、現時点で東西あわせてハイハイと侍以外に顔と名前がわかるグループがいない。ハイハイは仲の良いフォロワーが好きなので何となく覚えた。侍はトラがコラボしていたので覚えた。以上。半年Jr.担しててもこんなもんである。アラサーの頭の固さをなめないでほしい。

Jr.という枠の中で、互いにデビューという椅子を争うライバルだ。時に仲間で、時に敵だ。ちょっと愚痴垢を覗けばオタクがラップバトルもびっくりのディスり合いをしている。やれ〇〇は売れる、〇〇はパッとしない、〇〇はゴリ推しだ、〇〇は実力だ…………まぁそのラップバトル自体は「人生楽しそうで良いですね」としか思わないのだけど「デビューできるか否か」についてだけは私もどうしても気にしてしまうところがあった。


「ファン名乗るからには時間と金を使え」がモットー、負けず嫌い・依存症・根暗とオタク最悪コンボをキメている私なので、CDデビューどうこうより、とにかく好きな男に勝って欲しいのだ。細かいことを言うようだが、「他に負けてほしい」んじゃない。「トラジャに勝ってほしい」のである。結果は一緒でも意味は全く違うのだということをどうかお察しいただきたい。あと勝ち負けというのはあくまで概念的な話で、実際に順位付けがしたいとかそういうことでもないというのを合わせて記しておく。

とにかく私は筋金入りの負けず嫌いなのである。でも同時に、このままだといつか精神的に必ず辛くなる瞬間が来るとも思った。私は決してマゾじゃない。痛みはなるべく少ない方がいい。だから、他のグループも好きになりたかった。担当とは呼べずとも「推し」と言えるくらいに特別な子が他にできれば、そう思った。はっきり言ってしまえば、「トラジャ以外にもデビューしてくれたら嬉しいグループを作ろう」としたのである。


結論から言う。無理だった。当たり前だ。そもそも他に興味がないのだから。

Jr.は怖いのでデビュー組をどこか推そう!とも思った。もちろん無理だった。そもそも前述の通りジャニーズに対する感度が死ぬほど低いのだから。




Travis Japanだけが特別だった。そんなの初めから分かっていた。興味がないなんて嘘だ、わたしは最初、ジャニーズが嫌いだったんだから。そんな私の偏見にまみれた心の壁を、突然ぶっ壊してきたのがTravis Japanだった。それは彼らが優れているとか、そういう話じゃないと思う。ただただ、私にとって彼らが例外で、特別なんだという話で。

人は今の私を「ジャニオタ」と呼ぶだろう。わたしはそれが、少しだけ苦しい。だってジャニーズが好きなわけじゃない。もちろんさすがに情は沸いたし、もう嫌いでもないし、他のグループをみてめっちゃ良いじゃん、とか思ったりすることも増えた。でも私はジャニーズのオタクなんじゃない。Travis Japanのオタクなのだ。




なんか何が言いたいのか自分でも分からないけど、「トラジャだけが良い」と強く思うこの気持ちを、何となく残しておきたいなと思った。

もちろん未来のことなんか誰にもわからないので、ある日突然私がクリエCにどハマりしたり「関西サイコ〜!」と言い出す可能性だってある。だからこそ、今、この瞬間、わたしにはあの7人しかいないという気持ちを大事にしたいなと思った。

正直怖くてたまらない。いつか傷つく日が来ることが。何度も何度も何かを好きになって何かに傷ついてきた。今回は大丈夫と思えるほどポジティブでもないし図太くもない。それでも、トラジャしか好きになれなかった。そのことが悲しくも感じる。もったいないな、とさみしくも思う。


優劣なんてどこにもない。全てのアイドルが、誰かにとっての唯一だ。私の唯一はTravis Japanで、宮近海斗くんだった。あなたのアイドルとしての人生を私が担いたいのだ。だからあなたを「担当」と呼んでいる。

人には人の生き方があって、愛し方がある。私はこうでしか愛せない。こうしてでも愛したい。Travis Japanを愛している。(ド新規だけど………)

これからも彼らを応援していきたいし、彼らの背中を追い続けたい。それだけが私の楽しみなのだ。侘しい人生だろうか?わたしはサイコーに楽しいけどね。でもコロナのせいで満足に追うこともできないのでやはりコロナええかげんにせい、にたどり着くのである。



デビューしようねTravis Japan

でもデビューしなくても大好きなのは変わらないです。

あなたたちが私の特別でいてくれる時間が少しでも長くありますようにと、それだけを願う毎日なのです。




※追記しておきますが別にたくさんの推しがいる人を否定する意図はないです。いやてか羨ましいよ。好きなもんなんかあればあるほど楽しいに決まってるじゃんね。

人には人の愛し方があるのです。楽しいオタクライフを。